
雨漏り・劣化を防ぐ!防水工事は約10年に1度の点検・メンテナンスがおすすめ
2025.09.24
みなさんこんにちは!
皆さまのお住まいの屋上やバルコニー、ベランダ、外壁まわりには「防水層」と呼ばれるものが施工されているのをご存知でしょうか。
防水層は雨水の侵入を防ぎ、建物の構造を守るとても重要な役割を担っています。
しかし、この防水層は半永久的に機能するものではなく、年月が経つにつれて少しずつ劣化していきます。
一般的に防水工事は「約10年ごと」の点検やメンテナンスが推奨されています。
では、もし防水工事を行わずに放置した場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。
詳しくご紹介していきます。
防水工事をしないとどうなるの?
雨漏りの発生リスクが高まる
最も大きなリスクは「雨漏り」です。
防水層にひび割れや剥がれが生じると、そこから雨水が建物内部へ浸入します。
天井や壁にシミが広がるだけでなく、カビや腐食の原因となり、室内環境にも悪影響を及ぼします。
建物の寿命を縮める
雨水が構造材にまで浸入すると、木材の腐食や鉄骨の錆びが進行します。
これにより、建物自体の耐久性が低下し、地震などの災害時にも影響を及ぼしかねません。
小さなひび割れの放置が、結果的に大規模な修繕工事を招いてしまうのです。
修繕コストが膨らむ
防水工事を定期的に行えば比較的安価に済むケースも多いですが、放置して雨漏りや内部劣化が進行してしまうと、下地補修や断熱材交換など大掛かりな工事が必要になります。
結果的に、数十万円〜数百万円単位での出費となるケースも少なくありません。
防水工事のメンテナンス時期は約10年が目安
「防水工事はいつやればいいの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
目安とされるのは「約10年に1度」です。
ただし、立地条件や施工方法によって劣化の進行スピードは変わります。
海沿いの地域や直射日光が強い場所では劣化が早まり、7〜8年程度で不具合が出るケースもあります。
点検サインを見逃さない
・防水層のひび割れや剥がれ
・表面の色褪せや粉が手につくチョーキング現象
・雨の後に水が溜まりやすくなった
・雨漏りや天井のシミ
こうした症状が出てきたら、放置せずに早めに点検・補修を行うことが大切です。
防水工事の種類と特徴
防水工事と一口にいっても、いくつかの工法があります。
それぞれ特徴や耐久年数が異なりますので、建物の状態やご予算に応じて選ばれることをおすすめします。
ウレタン防水
液体状の防水材を塗布して防水層を形成する工法です。
複雑な形状の屋上やベランダにも対応でき、施工性の高さが魅力です。
耐用年数は10〜12年程度といわれています。
FRP防水
ガラス繊維強化プラスチックを用いた防水工事です。
耐久性が高く、ベランダやバルコニーでよく採用されます。
硬く丈夫な仕上がりになりますが、紫外線で劣化しやすいため定期的なトップコートの塗り替えが必要です。
シート防水
防水シートを敷き詰めて施工する工法で、主に大規模な屋上に用いられます。
シートの継ぎ目部分からの劣化に注意が必要ですが、耐用年数は10〜15年程度と比較的長いです。
防水工事を定期的に行うメリット
・雨漏りや構造劣化を未然に防げる
・建物の寿命を延ばせる
・快適な住環境を維持できる
・将来的な修繕コストを抑えられる
「まだ大丈夫だろう」と思っていても、気づかないうちに劣化は進行しています。
早めに手を打つことで、大きなトラブルを防ぐことができます。
防水工事は10年ごとの点検がおすすめ
防水工事をしないまま放置すると、雨漏りや建物の寿命低下といった深刻なトラブルに。
小さな劣化の段階でメンテナンスを行うことで、住まいを長持ちさせ、余計な費用を抑えることができます。
特に防水層は目に見える劣化が分かりにくいため、「10年に1度の点検」を目安にプロへ相談することがおすすめです。
ホームテックワンでは、経験豊富なスタッフが現地調査から最適な防水工事のご提案まで丁寧に対応しております。
「最近ベランダのひび割れが気になる」「屋上の水はけが悪い気がする」など、少しでも気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
住まいを守る第一歩は、防水工事から。
定期的なメンテナンスで、大切なご自宅を長く安心して使い続けましょう。
中野区・杉並区・世田谷区の住宅リフォーム 株式会社ホームテックワン
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