東京都中野区のF様より、屋根のひび割れ補修と、棟板金を留めている釘の打ち直し工事のご依頼をいただきました!
【施工前の状態】屋根に大きなひび割れ、釘の浮き
F様邸の屋根材は化粧スレートという、日本で最も普及されている種類でした。
セメントに繊維骨材を混ぜた、厚み5~6mmの板状の屋根に、塗装で防水性を持たせています。
カラーベスト、コロニアル、スレート瓦とも呼ばれています。
安価でシンプルなデザインであることから人気が高いのですが、薄い屋根材なのでひび割れやすいというデメリットがあります。
F様邸の屋根も、このように大きなひび割れができていました。
このひび割れを放置し続けると、やがて欠けて落下してしまうかもしれません。
更に、ひび割れから雨水が浸透し、雨漏りに発展する恐れもあります。
そのため、屋根にこのようなひび割れを見つけたら、できるだけ早めに補修する必要があります。
また、化粧スレートのてっぺんには棟板金という山型の板金が被せてあります。
棟板金は釘で留めてあるのですが、F様邸の棟板金の釘は写真のように浮いていました。
なぜ釘が浮いてくるかというと、熱膨張という現象のためです。
棟板金は日中温度が上がり、夜に下がることで膨張と収縮を繰り返しています。
それによって釘が引っ張られ、だんだんと浮いてきて、やがて抜けてしまいます。
釘が浮いたり抜けると、棟板金自体が浮いたり落ちてしまいます。
そうなれば棟板金の落下や飛散によって、下にあるものを壊したり、隣近所に被害を及ぼす恐れがあります。
場合によっては通行人に当たって大けがを負わせてしまうことも。
そのため、棟板金の釘は定期的にチェックして、必要であれば打ち直す必要があります。
【施工内容】釘の打ち直し
まずは釘の打ち直しから行いました。
もともとの釘を抜き、新しい釘を打ち直しました。
この一か所だけでなく、全ての釘を打ち直しました。
これでしばらく棟板金は安心です。
【施工内容】ひび割れの補修
ひび割れ箇所にはプライマーという接着剤の役割をする下塗り材を塗布し、乾燥を待ちました。
その上からシーリング材という柔らかいゴム製の樹脂を被せて完了です。
シーリングは伸縮性があり、防水性も高いのでひび割れ再発防止にもってこいの材料です。
完工後、写真を撮影してF様にご覧いただき、OKをいただいて撤収しました。
ご依頼いただき、ありがとうございました!
ホームテックワンではこのような小さな補修から、大掛かりなリフォーム工事など、幅広く承っています。
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