ALC外壁は塗装で寿命を延ばせます!塗装タイミング、費用を詳しく解説!
2024.01.08
ALCは「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」の略で、高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリートを意味します。
このALCを板状に形成した外壁材がALC外壁です。
ALC外壁は定期的な塗装メンテナンスをすることで最長50年も持つと言われています。
この記事ではどんなタイミングで塗装をするべきなのか、費用相場はいくらかなど、詳しく解説します。
ご自宅の外壁がALC外壁の方は、ぜひご覧ください(^^)/
ALC外壁を塗装する意味
外壁は雨風や紫外線などによって劣化が進行します。
しかし、ALC外壁防水性を持っておらず、塗料の機能で防水性や紫外線から守られています。
そのため、新築を建てる際は工場で製造されたALCを設置した後に必ず塗装をします。
ALC外壁に施されている塗装は永久に効果を持つわけではありません。
使用する塗料やお住まいの環境により左右されますが、大体10年程で効果を失います。
そうなると、紫外線や雨風などの外的ダメージが直接、外壁材に行き届くようになります。
傷んだALC外壁に雨水が浸み込むようになり、雨漏りやカビの繁殖、シロアリの発生などのトラブルに繋がります。
更に、躯体が腐食するようなことがあればお住まい自体の寿命が縮んでしまい、資産価値の低下も考えられます。
そのため、定期的に新しい塗料で塗り替えることによって雨水や紫外線からALC外壁を守る機能を回復させる必要があります。
外壁塗装は外壁材の保護だけでなく、見た目を美しくし、色を変えればイメージチェンジも可能です。
外壁塗装のタイミング
外壁塗装は安い買い物ではありませんから、前回の塗装からまだ数年しか経っていないのに工事をしては勿体ないです。
かと言って、タイミングを逃してはALC外壁自体の劣化が進行し、大掛かりな工事が必要になることもあります。
ここではALC外壁の塗装が必要なタイミングはいつなのか、どう判断すべきかを紹介します。
前回塗装した塗料の寿命から判断する
塗料には沢山の種類や製品があり、それぞれ寿命が異なります。
前回、ALC外壁に塗装した塗料の耐用年数が10年であれば、そこから7年後が塗装時期となる可能性が高いです。
ただ、耐用年数はお住まいの環境や施工した業者が適切な工事をしているかどうかによって短くなることもあります。
耐用年数はあくまで目安と考えましょう。
前回使用した塗料の耐用年数を調べるには、工事をした際の資料を確認してみてください。
資料がない場合、使用塗料の記載がない場合は塗装工事を行った業者に問合せましょう。
どうしてもわからない場合でも問題はありません。
その場合は次の項目でご紹介する、劣化症状が起こっているかどうかで塗装が必要か判断することができます。
外壁に起こっている劣化症状から判断する
前回塗装した塗料の耐用年数に関わらず、以下のような症状が見られたら、そろそろ外壁塗装を検討しましょう。
・チョーキング現象
外壁を触ったときに外壁に近い色や白っぽい粉が付く現象です。
塗膜が紫外線などの影響で劣化すると、塗料の成分が分離し、中の成分が浮き出てきます。
緊急性は低いですが、近い内に外壁塗装をした方がいいでしょう。
・色褪せ、汚れの付着
もともとの外壁の色より薄くなってきた、汚れが付いているという場合も塗膜が劣化していることを表しています。
また、塗料には防汚性が備わっているため、汚れがつきやすいということは防汚性の効果が低下しています。
・シーリングの肉痩せ、ひび割れ、剥がれ
一見、外壁塗装と関係ないように見えるシーリングですが、外壁塗装ではシーリング工事も行うのが一般的です。
シーリングが劣化すると隙間ができ、そこから雨水が侵入する恐れがあります。
塗装は行わずにシーリング工事だけ行うことも可能ですが、どちらも足場代がかかる工事なので、できれば同時に施工することをオススメします。
・ひび割れ、爆裂
ひび割れの程度によっては緊急性が高い場合があります。
そこから雨水が侵入し、雨漏りを起こす恐れがあるので早めに業者に調査を依頼しましょう。
また、ひび割れから雨水が侵入して内部の鉄骨が錆び、鉄骨が膨らんでコンクリートを押し出し、ボロッと外壁が剥がれる症状を爆裂と言います。
爆裂は一刻も早い対処が必要です。
ALC外壁の塗装にかかる費用
ひび割れなどの劣化具合や使用塗料にもよりますが、ALC外壁の費用相場は一般的な2階建て住宅で約80~150万円です。
あくまで相場の価格であり、業者によっても料金設定は異なります。
そのため、費用をできるだけ抑えたい場合は複数の業者から見積もりを取り、費用の比較をするといいでしょう。
補修すべき箇所を補修しない、塗料のグレードを下げるなどでコストを抑えると、近い将来、また工事が必要になる可能性があるのでオススメはしません。
東京の外壁塗装はホームテックワンへ!
当社は外壁塗装の施工実績が多数ございますので、これまで培ってきた経験や知識を活かし、ALC外壁の塗装時期を正確に判断します。
「塗りたての美しさを長持ちさせたい」
「できるだけ費用を抑えたい」
「いつ頃塗装が必要か教えてほしい」など、何でもご相談ください。
お客さまにあったベストなプランを提案させていただきます(^^)/