建物の耐久性にとって、最も危険なことは『雨漏りを放置すること』です。

雨漏りは屋根が原因、と思われがちですが、その原因は外壁やベランダなど様々な可能性があります。

雨漏りを発見した際は、一刻も早く応急処置・修理をすることが大切です。

少しでも早い対応が、お住まいの寿命に大きく関わります。

もし、雨漏りを放置したらどうなるでしょうか。

そしてどのように応急処置をすればいいでしょうか。

この記事では雨漏りの危険性・雨漏りのサイン・応急処置の方法について詳しくご案内します！

雨漏りを放置した場合に起こる6つの症状

身近なトラブルとも言える雨漏りですが、修理をせず放置するとどのような危険性があるのでしょう。

主な症状を6つに分けて解説します。

①木材が腐食する

お住まいには沢山の木材が使われています。

雨漏りが起きて雨水が木材まで到達すると木材が長時間、湿った状態になります。

すると、木材の腐食を進める『木材腐朽菌』という菌が大量に発生してしまいます。

そして木材が腐食し、柱が脆くなったり、天井が抜け落ちるといった事態になります。

②シミができる

雨漏りが起きるとシミができますが、シミは乾いたら元通りになるわけではありません。

大抵の場合、黒ずんでシミになって残ります。

その理由は、天井や壁に付いたホコリや、空気中に漂っているホコリを水が吸うことで、乾いてもシミになるのです。

雨漏りが続くとどんどんシミは広がっていき、張り替えをする範囲も広がります。

③カビが繁殖する

カビはジメジメとした湿った場所を好みます。

雨漏りが起きるとカビが繁殖する環境が作られてしまいます。

カビは建物に悪影響を及ぼすだけでなく、住んでいる人間やペットにも健康被害を起こします。

カビが生えると空気中に胞子が浮遊します。

人間やペットが胞子を吸うと、喘息やシックハウス症候群の原因となる恐れがあります。

また、カビはダニを発生させる要因にもなります。

ダニのフンや死骸も、アレルギーに繋がるので注意が必要です。

④シロアリが発生する

シロアリは木材に住み着き、食い荒らしてしまう為、非常に厄介です。

特に湿った木材に寄ってくるので、雨漏りが起きるとシロアリが大量発生する恐れがあります。

酷い場合はお住まいを支える柱をシロアリが食べ、建物の耐震性を著しく低下させてしまう可能性があります。

⑤資産価値が低下

雨漏りは建物を内部から傷め、劣化を加速度的に早めてしまいます。

すると耐震性を損ね、資産価値にも大きな影響を及ぼします。

⑥漏電、火災など

雨漏りで漏電が起きると感電や火災を引き起こし、命に関わる危険もあります。

お住まいの電気配線や家電は、漏電しないように絶縁処理がされています。

しかし、雨漏りが起きるて電気配線と絶縁体の隙間に雨水が入ると、漏電が起きます。

そうなると家電が故障したり、停電、感電、火災といった事態に発展する恐れがあります。

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見逃してはいけない雨漏りのサイン

普段の生活でも雨漏りに注意していれば、深刻な事態に発展する前に修理をすることが可能です。

雨漏りが起きてしまっても、被害が大きくなる前に対処をしましょう。

代表的な雨漏りのサインは以下の通りです。

上記の症状が1つでも発生している場合は、雨漏りの可能性があります。

見逃さず、早めに対処をしましょう。

雨漏りを見つけたら応急処置をしましょう

雨漏りはお住まいを傷めるだけでなく、人体への悪影響や、漏電、火災の恐れもあります。

見つけたら一刻も早く、確実な対処が必要です。

まずは急いで以下のような応急処置をしましょう。

応急処置では雨漏り自体が解消されたわけではありません。

根本的な解決にはなっていないので、被害が広がる前に、業者に雨漏り調査・修理をしてもらいましょう。

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